2シーズン前は3-3、昨シーズンも3-3、今シーズンはどうだろう~パリとロンドン2つのクラブ
チャンピオンズリーグラウンド16が行われた。
今シーズンはいきなりクライマックスのカードが多い。
ユベントス×バイエルン、バルセロナ×アーセナルとそして今朝行われた、パリSG×チェルシーもそうだろう。
このカード、実は2シーズン前、昨シーズンと行われており、結果は1勝1敗、今シーズンは果たして。
試合はパリ、パルク・デ・フランス、パリSGのホームゲーム。
ホームの勢いを借りるようにパリSGが一気呵成に攻める。
13分、マチュィディからマクスウェルへ、マクスウェルがアーリークロスも、詰めてるディ・マリアがシュートを撃てずにボールは流れる。
このようにパリSGは中央でマチュィディ、ルーカス、そしてサイドのディ・マリアがボールを中央で保持してサイドの選手がウラ抜けを狙うという攻撃が多かった。
しかし、そこはチェルシーが上手くいなす形で奪ってからのカウンターが多かった、目立ったのはセスクの縦パス、特にどこからボールを供給されてもダイレクトでボールを前に送るこの4番はパリにとては嫌な選手だっただろう。
受けるチェルシー、攻めるパリSGの構図がはっきりしてきた、23分、ババ・ラーメンからのアーリークロスをジエゴコスタがヘッド、GKトラップが体がボールとは逆方向に流れながらも、左手一本で止める。
このトラップがゲームを通じて素晴らしい安定感を披露、正直、線が細すぎる気もするが土壇場での踏ん張りなど、シリグに勝る良いセーブを見せていた。
そんな中、39分、つっかけた選手をミケルが倒し、PAアーク付近でパリのFK、蹴るのはこの人イヴラヒモビッチ、今まで意図的にイヴラヒモビッチの名前を出してこなかった、なぜならそこまでこの試合で輝いていなかったからだ、しかし、このプレーを見てやっぱり持ってる選手は持っていると確信した。
このFKをイヴラヒモビッチがきっちりと決めて、先制。
このFKイヴラヒモビッチのボールももちろん素晴らしかったが、壁に入っていたミケルが顔を逸らしてジャンプ、その足に当たりディフレクションでゴールへ入ってしまった、壁に入る選手はボールをきっちりと最後まで見ることが大事と痛感させられるゴールだった。
このまま前半終了するかと思われたロスタイム。
チェルシーが取得したCK、ニアで合わせたウィリアンがボールをすらし、マークのずれたところをミケルが押し込んで同点。
ウィリアンが途中に入ったところでミケルへボールが時間差で入ってきての得点、飛び込んできたミケルを褒めるしかない。
1-1で前半終了。
後半開始、後半もやはり攻めるパリSG、守るチェルシーの構図。
チェルシーのカウンターなのに中央の枚数が豊富なのが本当にすごい、攻守の切り替えの早さが本当に素晴らしい。
しかし、そんな盤石なチェルシーにも綻びが...それが右サイドバックのアスピリクエイタ、ウラを取られてピンチを招くこと2回、それを見たパリSGはチェルシーの右サイドを執拗に攻め続けます。
何が原因かは正直言って解明できるものではない、アスピリクエイタの意識の問題なのか、ディ・マリアまでも左サイドへ、そこから何回かクロスを上げるも、チェルシーはイバノビッチ、ケーヒルが締めるさすがな感じ。
そんな中、もう一つの綻びがチェルシーに、これこの試合2回あったんですが、バイタルを空ける時がある。
64分、バイタルでボールを受けたルーカスが左のディ・マリアへ、ディ・マリアからクロスを受けたイヴラヒモビッチがヘッドを試みるも出来ず、こぼれたボールをマチュイディがシュートもブロックされる。
そしてこの綻びが決勝点を生む。
78分、バイタル付近でボールをキープしたディ・マリアから入ったばかりのカバーニへ、カバーニがいいタイミングで抜け出し、クルトワとの1対1を決めて決勝点。
パリの守備陣がもたつきピンチに陥ることもあったがそのまま試合終了。
2-1でパリが勝ち2ndregへ。
ただ試合終了後もパリの選手が喜びを爆発させることはなく、2ndregが終わるまでは気の抜けないといった表情。
チェルシーは私にもわかるほどの穴があり、そこをどうやって修正してくるかが2ndregの鍵だろう。
逆にパリは勝ちはしたものの、アウェイゴールを奪われてしまっている、更に、後半最後に露呈した守備の甘さ、トラップがセーブして防いだもののあれが入っていたら結果は逆だったかもしれない、更に、イヴラヒモビッチがケーヒルに抑えられていたのも気になるところ、イヴラヒモビッチの存在がチェルシー守備陣にストレスを与えていたのも事実、2ndregはどうなることになるでしょうか。
チェルシーの勝率の方が高いのかなと予想します。なにせ、ホームですし、あの雰囲気にパリの選手たちのまれないわけはないので、もう1点取れればもっと楽観出来たんですけどね。何はともあれ2ndreg楽しみです。