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アイスランドにまさかの敗戦イングランド、国内メディアが下す23人への評価

最近のイギリスが世界を驚かせたといえば、EU離脱を問う国民投票離脱派が過半数を超えたことだ。

離脱を促していた議員の詐称や、国民自体の離脱に対する認識の甘さが相まってかなり眉唾ものの投票となっているという見方もできるがやはり、結果として出てしまっているいじょう民意として世界は捉えることだろう。

影響に関しては以下ブログを参照されたし。

www.goodbyebluethursday.com

さて、冒頭でイギリスのEU離脱の話を持ってきてなんのことかと思われたと思います。

今週英国が世界に衝撃を与えたといえばもう一個あるではないですか、EURO2016決勝トーナメント1回戦におけるアイスランド戦での敗戦です。

下馬評は決して高くなかったアイスランドは、グループステージ組み合わせに恵まれつつも強国ポルトガルに対して1−1のドローに持ち込むという大善戦を見せ、決勝トーナメントに乗り込んできました。さらにアイスランドは今大会がメジャー大会初参加すべてに初がつく記録づくしの大会となっており、勢いだけはかなりあるチームでした。

国際大会では一日の長どころか365日ぐらいの差があるイングランドです。

勢いだけのアイスランドに対してイングランドの敗戦などあり得ないと誰もが信じていました。

しかし、結果は1−2。

しかも、4分にルーニーのPKで先制点をあげたあとの逆転負け。

試合後のインタビューでイングランドサポーターは「国民投票EU離脱が過半数を上回ったこと、この試合に負けたこと、イングランドは今週2回も恥をかいた。イングランド国民でいることが恥ずかしい」と語る始末。そんな中イングランド国内メディアは早速今回の23人に対する通信簿と評して3段階の評価を下している。

 

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デル・アリ

間違いなくタレントはワールドクラス、チームの中心になるにはまだ若すぎた。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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エリック・ダイアー

アイスランド戦ではいい働きができなかったが、大会を通してチームの中心であり続けたし、あり続けなければならなかった。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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カエル・ウォーカー

スパーズのチームメイト、ダイアーと共にベストなパフォーマンスを発揮した。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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マーカス・ラッシュフォード

18歳の彼は今大会での定位置がベンチであった。ウェールズ戦でもアイスランド戦でも、もっとプレーをすべきだった。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ハリー・ケイン

もっとも失望した選手だが、フィジカル面でも精神面でも疲れていたことは確か。根気強く使い続けたい。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ナサニエル・クライン

スロバキア戦ではカエル・ウォーカーの代わりによく戦った。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ダニー・ローズ

ローズがいた左サイドはイングランドにとって危険なエリアにはならなかった、しかし、戦術に対して迷いが生じていた。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ジョン・ストーンズ

なぜロイ・ホジソンが彼をファーストチョイスにしないのかが分からない。あとは自信を持てれば有能なディフェンダーである。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ロス・バークリー

とてもいい選手に見えるバークリー、彼が未来で結果を出すのは目に見えている。しかし、今大会は出場ゼロ。なぜ彼を呼んだのか。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ラヒーム・スターリング

シュートに対する自信は揺るぎない、過去にクラブであった移籍もその自信の表れ...才能はものすごい

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ダニエル・スターリッジ

怪我を乗り越えての出場。イングランド人で一番ナチュラルボーンなストライカー、しかし役割を確立させる必要がある。

judge:今後も代表に呼ぶべき

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ジャック・ウィルシャー

その才能は誰もが疑うことはないのだが、単純にフィットしなかった。無理だとは誰も気づかなかった。

judge:様子を見守りましょう。

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ウェイン・ルーニー

チームのキャプテン。ピッチ外ではよくやっていた。生き残りたいのであればピッチ内での役割を明確にすべき。

judge:様子を見守りましょう。

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ジョーダン・ヘンダーソン

怪我の影響もあったと思われる。しかし、チームの中での役割を確立することができなかった。

judge:様子を見守りましょう。

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ライアン・バートランド

ルークショウのコンディションが上がってきたら彼の居場所は危ういだろう。

judge:様子を見守りましょう。

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トム・ヒートン

所属先のバーンリーで結果を出すことが全て

judge:様子を見守りましょう。

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フレイザー・フォスター

良いゴールキーパーであるにはあるが、その立場は弱い。

judge:様子を見守りましょう。

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クリス・スモーリング

チームの柱となるディフェンダーにはなれなかった。そういう選手を今のイングランドは必要としている。

judge:様子を見守りましょう。

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ジェイミー・バーディー

ホジソンの戦術にだいぶ迷いを感じていた。大会中にレスターとの契約更新を発表、なんとも言えないタイミング。

judge:様子を見守りましょう。

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ジェイムズ・ミルナー

彼がスカッドに選ばれた理由は彼の経験、多彩さ、プロフェッショナルさ、実際のところは期待の1割も満たすことができなかった。

judge:別れを告げるとき。

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ガリー・ケーヒル

ボールを持った時の不安定さ、コンディションの低調さ。どこをとっても国を代表するディフェンダーではなかった。

judge:別れを告げるとき。

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ジョー・ハート

ハートを選出しないという選択はとても難しいことだが、バートランドにチャンスを与えたほうが良いプレイをするだろう。

judge:別れを告げるとき。

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アダム・ララーナ

彼のサムズアップはいつも勘違いをさせてきた。イングランドにそういう選手は不要

judge:別れを告げるとき。

 

結果。

今後も呼ぶべき:11人

様子を見守りましょう:8人

別れを告げるとき:4人

意外と様子見までの選手が多くて困惑。引導を渡したのは4人だけ、ミルナー、ケーヒル、ハート、ララーナと歳取ってる選手が弾かれてる印象。ハートに関してはイマイチだったから納得。

コメントがホジソンの戦術に言及するものが多く、ホジソンが一番のガンだったという可能性も拭えません。

また、トッテナムの選手が好評を得てるのがクラブの現状を反映してますね。来シーズンもスパーズの躍進は続きそうですね。